「写真術が始まって何十年間かは、写真は理想化された映像ということになっていた。これはいまだに大方のアマチュア写真家の目標であって、彼らにとっては美しい写真とは女や夕日のような、なにか美しいものの写真のことなのである」
(「写真論」 スーザン・ソンタグ 近藤耕人訳 晶文社)