2007/02/20

Wikipediaからの参照「日本の民族問題」より「日本国内の少数民族」

日本国内の少数民族


日本国内で生活し、日本国籍をもつ者にも、日本固有の民族意識(「日本人」としての意識或いは単一思想又は大和民族)
とは異なった民族的自覚を持ち続ける人々がある。在日外国人以外、多くは日本国民としての国籍を有し、多数民族の個人と同等の権利・義務が、
民族としてではなく一国民(個人)として憲法上保障されている。


これらの少数民族の人々は個別の文化と帰属意識を伝承している。在日外国籍の場合(朝鮮人など)は、
永住権を持ち全てが民族的自覚を持つとは限らないが、日本に帰化した人々に比して民族的自覚は非常に強固なものがある。


また、少数民族の人々は民族的出自を理由に就職や婚姻において差別を受けるケースがあった他、特に朝鮮人は、
「代々差別を受けてきた経緯から差別を回避するために朝鮮名を使用しない。朝鮮系であることを隠す」ということが行われるケースもあり、
「民族や出自(系譜)を気軽に公表できない」とする人々が多い反面、
堂々と本名を名乗り日本社会に違和感なく溶け込んでいる人々も多数存在する。


国民としてのナショナルなアイデンティティや帰属意識とエスニックな帰属意識は別であり、必ずしもそれが葛藤を生むとは限らないが、
近代の日本は強い同化主義をとったため、しばしば衝突や多数派エスニシティ(大和民族)による自文化の押し付けを結果した。


主要な少数民族


    * アイヌ民族 北海道(アイヌモシリ)・樺太・千島の先住民族

    * ウィルタ民族 樺太の先住民族

    * ニヴフ民族 樺太の先住民族

    * 琉球民族(独自の民族であるかには異論もある)

    * 小笠原諸島の欧米系島民等 - 開拓・移民の末裔。

    * 在日華僑、華人、華裔(在日中国人、在日台湾人)

    * 在日コリアン(在日韓国・朝鮮人) - 元朝鮮籍など。国籍に関わらず同胞コミュニティが存在。


    * 日系ブラジル人 - 多くの場合国籍やエスニシティはブラジル人であり出稼ぎが多い。


    * 白系ロシア人 ロシア革命による亡命者

    * 元ヴェトナム・インドシナ難民とその家族。政治難民が注目されるが経済難民も多い。


(「Wikipedia 日本の民族問題 日本国内の少数民族」から引用)